飛来寺の慰霊碑@雲南省
こんばんは。
ご無沙汰して、すみませんでした。
今日は、この写真について、紹介します。
この写真は、雲南省の梅里雪山を望む飛来寺というところにあります。
この塔は慰霊碑です。
梅里雪山は、未踏山です。それは、信仰の山であり、登るものとはされていないからです。
ところが、あるとき、日中合同登山隊が結成され、日本からは京都大学の学登山者が参加しました。
結果的には、全員なくなってしまいました。その方々を慰霊するために建てられた、チベット文化に基づく慰霊碑です。
彼ら登山隊は、現地の人々の反対を押し切って、登頂を目指しました。
結果として、遭難死となり、今も山に残されたものがあります。
詳細は、私も、小林尚礼さんの「梅里雪山 十七人の友を探して」という本で知りました。
ここでは、尊い命が失われました。現地の人々の反対を押し切ったにも関わらず、現地の人々が、この一番美しく梅里雪山をのぞめる地に、慰霊碑を建てられていることに、なんというか、優しさや思いやりを感じました。
今宵は、こんなお話でした。